令和7年度 尾三支部症例検討会を開催しました

  • 開催日:2025年11月21日

開催日時:11月21日(金) 18:30~20:00

場  所:三原赤十字病院(三原市東町2丁目7-1)

①症例検討会

座   長:三島 直己 氏 (JA尾道総合病院)

発 表 者:亀川 大貴 氏 (松尾内科病院)

テ ー マ:「びまん性大細胞型B細胞リンパ腫によりADL・動耐容能が低下した症例に対して理学療法を行ったが今後の生活について難渋している症例の報告」

②ミニ講座

講   講:三島 直己 氏 (JA尾道総合病院)

テーマ:「知っておきたい循環器系の生理学~基礎から臨床に活かすために~」

内容報告

11月21日(金)に尾三支部にて症例検討会およびミニ講座を開催し、参加者27名(うちスタッフ5名)と予想以上の方に参加いただけました。

生涯学習のポイント対象講座ではありますが、就業後のお疲れの中で参加していただき嬉しく思います。

今回は、症例検討1例とミニ講座という形での開催で行ったので、それぞれの所感を報告します。

症例検討会について

検討症例は、運動耐容能が低下したびまん性大細胞型B細胞リンパ腫の方で、親族が遠方に住んでいる状態で在宅生活の希望を叶えるためにはどのようなサービスや社会資源を使っていけばよいか、という内容でグループディスカッションを行いました。

グループ内にはいろいろな職場環境の方がおられ、いろいろな意見が飛び交い参加者の中で多くの気づきをえられる機会になったことと、発表者にとっても今後の対応に関する意見をもらえる場にもなったと思います。

内部障害系の発表だったため、普段の臨床ではあまり関りが少なかった方もいたようですが、何かしらの勉強になっていただけていたら幸いです。

ただ、グループディスカッションが盛り上がってしまい、2つ目の議題も用意していましたがその点についてはディスカッションする時間をとることができず、不完全な形で終わってしまったのが少し残念でした。

来年度もポイント付与のためだけでなく、普段の臨床にも応用して頂けるような企画を考えていきたいと思います。

ミニ講座について

ミニ講座では、内部障害系の症例検討会だったことを踏まえて、座長をしてくれた「三島先生(JA尾道総合病院)」に循環器系の講座をして頂きました。

学校で習ったことのある生理学の内容を復習しながら、普段の臨床でみられる心不全の方に対するリハビリの取り組み方などを先生の体験を通した講座でした。

ただ時間的にタイトになってしまって早口になってしまったところもあり、タイムスケジュールの点で参加者の方にご迷惑をおかけしてしまったと思います。

その分、質疑応答の時間を設けて、普段の臨床で困っている症例についてどのような考え方で対応しているのかアドバイスを受ける時間になっていれば幸いです。

報告者:占部貴大(尾三支部支部長)

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