第24回広島県理学療法士学会学会長挨拶

第24回広島県理学療法士学会学会長挨拶

学会長ご挨拶

第24回広島県理学療法士学会
学会長 川村 美紀子 氏
(アマノリハビリテーション病院リハビリテーション部)

 

新しい元号「令和」になってから初めて開催する第24回広島県理学療法士学会を、令和元年12月1日(日)、広島市南区民文化センターで開催致します。広島県全域、そして幅広い年代の理学療法士の方のお越しをお待ちしております。今回の学会テーマは、「探究心と理学療法 〜理学療法の面白さと魅力〜」に致しました。理学療法士の職能が昭和40年に公的に認められ50年以上が経過しました。第1回理学療法士国家試験に合格した理学療法士は183名、昭和後期に44校であった養成校は現在266校となり、それに伴って理学療法士も約13万名までに増加しました。一方で、理学療法士の質を問われてきていることが現状として挙げられ、膨大化した情報がある中、マニュアルに沿った日々の業務をこなすことが精一杯な理学療法士が多くなってきているのではないかと懸念しております。これは個人の問題だけでなく、近年の取り巻く社会環境や理学療法士教育、職場環境と様々な要因が関連していると考えます。

理学療法士の職域は、小児、スポーツ、地域、高齢者等と様々な分野がありますが、患者さんの生活予後(将来)を見据え、心身機能や活動・参加に必要な動作を医学的知識に基づいて治療・介入していくことが理学療法士の職能です。また、自分の目の前にいる患者さんの反応、治療・介入効果、理学療法技術に対し、「どうしてこうなるのだろう?」「わかっていないことは何?」と考え、疑問をもち探究心を持って追求していくことができるのも、理学療法の魅力でもあり面白さでもあります。

今回の学会では、様々な分野からの発表と、セミナーでは各分野で活躍されている講師の方々に、理学療法を「探究心」、「面白さ」、「魅力」という視点から改めて考えることができる内容を講演して頂きます。また、特別講演では敢えて理学療法士を職能としていない立場の方から、「探究心」について私達理学療法士へメッセージを送って頂く予定です。新元号の令和の意味には、「心を寄せ合い文化が育つ」といわれています。

令和になってから初めて開催するこの第24回広島県理学療法士学会で、多くの理学療法士の方々が心を寄せ合い、理学療法の面白さや魅力を様々な分野から共有できる機会になることを願っております。

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